令和7年 幹事長就任のご挨拶(前田大輔)
2025年1月吉日
PA会幹事長 前田 大輔
令和7年のPA会幹事長を拝命致しました前田大輔(まえだだいすけ)です。1922年の創設以来、100年以上の長い歴史を持つPA会において、このような貴重な機会を頂戴しましたことに、まずは心より御礼申し上げます。重責を担う立場ではございますが、責任を持って幹事長の役職を1年間お預かりさせて頂きます。PA会の一層の拡大・発展と、会員の皆様の満足度向上のため尽力致します。どうぞよろしくお願いします。
PA会の活動について
PA会は、会員相互の親睦と福利の増進を目的として、現在では最大会派として多様な活動を行っています。年間を通じて、独自に企画したテーマや著名な講師を招いての質の高い研修会、お酒が苦手な方や家族同伴でも参加しやすい工夫を凝らした各種イベントを複数開催しています。イベント事へ参加された方々からは「居心地が良い」等のお声を頂戴し、ご好評を頂いています。また、ゴルフ、ランニング、スキー、音楽など様々な同好会を設置し、皆様にお楽しみ頂くことはもとより、会員同士の交流の輪を広げる場としてもご利用を頂いています。こうした取り組みがPA会の魅力を感じて頂けるきっかけとなり、新規入会者の増加にも繋がっています。PA会のホームページでは、これらの情報を分かりやすく掲載しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
次に、PA会では、弁理士業務の進歩拡充を目的に、これまでに多数の日本弁理士会役員を輩出するとともに、会員の委員会・附属機関への推薦等を通じで日本弁理士会の活動に積極的に関与し、業界全体の発展に寄与して参りました。私自身もこれまでに日本弁理士会の役員会や委員会での活動の機会を頂き、他では得られない経験や学びを得ることができました。そして、こうした活動に参加することで、弁理士を取り巻く課題や将来の在り方を、「自分事」として捉え考える意識を養うことができたと感じています。
弁理士報酬の低廉化やAIによる業務の代替など、私たち弁理士を取り巻く課題は多岐に渡ります。こうした状況にあるからこそ、私達は仲間同士で力を合わせて乗り越えていく必要があります。弁理士一個人でできることには限りがあります。だからこそ、会派や会務といった単位での活動に価値があると考えています。「平時こそ有事」と捉え、常に危機感を持ちながらも、皆様で建設的な議論を継続することが重要です。PA会はそのための情報交換や意見共有の場、そして会員の皆様のお声を日本弁理士会へ具申しこれを叶える立場として、会員の皆様にとって価値ある存在であり続けたいと考えています。
会員拡大と新たな価値提供
PA会の活動の源泉は、会員の皆様お一人お一人のご存在です。そのため、今年のPA会では、前幹事長である杉村光嗣先生の想いを受け継ぎ、PA会の魅力をさらに広く発信し、会員拡大に向けた取り組みを引き続き推進して参ります。また、PA会には約1,000名の会員の皆様にご所属を頂いています。ステークホルダーとして最も大切な既存会員の皆様、そして将来の会員の皆様のニーズに丁寧にお応えし、より一層のご満足を頂けるよう、常に「会員目線」での会派活動を心掛けて参ります。若手からベテラン、首都圏から地方、そして海外まで、あらゆる立場の会員の皆様にとって有意義で、何よりも「PA会で良かった」と感じて頂けるような活動としたいと考えております。会員の皆様におかれまして何かご要望などございましたら、当職までお気軽にご連絡を頂ければ幸甚です。
将来の会員の先生方へ
PA会では、いつでも新たな仲間を歓迎しています。皆様が選択された「弁理士」という生き方をより豊かで充実したものにするためには、仲間の存在が欠かせません。私自身、弁理士となってから沢山の新たな友人や尊敬する先輩方と出会い、多くをお教え頂き、時には議論し、そして楽しい時間を共有させて頂いています。一人は心細く孤独なものです。しかし孤立してはいけません。個人としての専門性が重視される弁理士だからこそ、信頼できる仲間との繋がりや、多様な視点を持つ者同士の交流が価値を持つと考えます。PA会は、そのような仲間との出会いや繋がりを持つための洗練された社交場でもあります。多くの会員との交流や、新たな学び、楽しさを共有できる場として、PA会では常に新たな仲間を歓迎します。是非ご入会頂き、一緒に弁理士人生を楽しみましょう。
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小西・中村特許事務所
弁理士 前田 大輔